東京都国立市にある 「スターバックス コーヒー nonowa 国立店」 は、JR国立駅の北口直結という便利な立地にあるカフェです。しかし、この店舗が特別なのはアクセスの良さだけではありません。ここは全国でも数店舗しかない「サイニングストア」と呼ばれるお店で、手話を主なコミュニケーション手段とした、誰もが安心して過ごせる空間づくりが行われています。
お店は国立駅の改札を出てすぐ、商業施設「nonowa 国立 EAST」にあります。外観はガラス張りで明るく、店内の活気が通りからも伝わってきます。仕事や学校帰り、待ち合わせの合間などにも利用しやすく、日常の中で自然に立ち寄れる場所です。
扉を開けるとまず目に飛び込んでくるのは、壁一面に掲げられた「STARBUCKS」の手話表記。下には「Proudly served in sign language(手話で誇りをもっておもてなし)」の言葉が添えられ、入店した瞬間から「ここは手話を大切にする場所」というメッセージが伝わってきます。
レジの横には「Today’s sign language lesson(今日の手話レッスン)」と題したモニターがあり、簡単なフレーズを学べる工夫もありました。私が訪れた日は「ありがとう」の手話が紹介されていて、待ち時間に自然と手の動きを覚えられるのが嬉しい体験でした。
店内には「みんなが自分らしくいられる場所をつくりたい」というメッセージが日本語と英語で掲げられています。働くスタッフの方々も、訪れるお客さまも、互いの違いを尊重し合える雰囲気があり、温かな空気に包まれていました。
コーヒーやフードのラインナップは通常のスターバックスと同じですが、この店舗ならではの“プラスα”があります。それは、手話を通じた交流から生まれる心地よさと、ここでしか得られない特別な体験です。
注文の際、スタッフの方が手話で挨拶をしてくださいました。手話が分からなくても、口頭やメニューを指さすだけで十分にやりとりできます。勇気を出して「ありがとう」の手話を返してみると、スタッフの笑顔がさらに広がり、心が温かくなる瞬間でした。
「手話」と聞くと難しそうに思う方もいるかもしれませんが、このお店はその敷居を取り払ってくれます。普段通りにコーヒーを楽しみながら、自然と新しい文化に触れられる――そんな入り口として最適な場所だと感じました。
住所:東京都国立市北1-14-1 nonowa 国立 EAST
アクセス:JR中央線「国立駅」北口直結
営業時間:7:00〜22:00(最新の情報は公式サイトでご確認ください)
特徴:全国でも数店舗しかないサイニングストア
立地の良さ:改札を出てすぐのため、旅行中でも迷わず立ち寄れます。
体験型の魅力:手話を通じたコミュニケーションを体験でき、学びのきっかけにもなります。
居心地の良さ:開放的な空間と温かな雰囲気で、時間を忘れて過ごせます。
「スターバックス コーヒー nonowa 国立店」は、コーヒーを楽しむだけでなく、手話を通して人と人との距離が縮まる特別な場所でした。
初めての方でも安心して利用でき、気軽に新しい文化に触れることができます。国立駅を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。きっと心に残る体験になるはずです。
(※営業時間・サービス内容は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。)