
大注連縄を見上げ、太平洋を眺める|笠間・水戸・大洗をめぐる一日
頭の上に、藁の渦が重なるように迫ってきます。
笠間の常陸国出雲大社で見上げた、大きな注連縄。首が痛くなるほど上を向いて、その迫力を眺めました。関東出張の合間、2025年11月8日は茨城をめぐります。笠間から水戸、大洗へ、そして夜は結城まで足をのばした一日です。
笠間の朝、大注連縄の下で手を合わせる
朝いちばんに向かったのは、笠間市の「常陸国出雲大社」でした。
拝殿の軒に下がる大注連縄は、写真に収めても、まず大きさに目がいきます。神社の公式案内では、長さ16メートル、重さ6トン。太い藁の束が幾重にも巻かれ、その先が頭上へ下がっている。間近で見上げると、重なった藁の形までよく分かりました。

青い空に、わら色がよく映えていました。境内の人はまばらで、朝の澄んだ空気のなか、ゆっくり手を合わせます。出雲大社の系譜をひくお社が関東のこの地にあることも、面白く感じたところでした。
水戸の偕楽園で、竹の葉ずれを聞く
車で東へ進み、水戸の「偕楽園」へ。金沢の兼六園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園の一つです。入口には「日本遺産」の碑も立っていました。
梅の名所ですが、この日は11月。目に入ってきたのは、青々とした孟宗竹の林でした。黒い木戸の先で、竹がまっすぐ高く伸びています。

足もとの玉砂利を踏む音と、さやさやと鳴る葉ずれの音。その二つがよく聞こえるほど静かな道を、そぞろ歩きました。
見上げた大注連縄の力強さから、細い竹の重なる庭へ。同じ午前の散策でも、足を止めたくなる理由が変わります。梅の季節の華やかさとは違う、しんと落ち着いた晩秋の庭でした。
大洗では、刺身とアジフライでお昼
海沿いの大洗まで足をのばし、お昼は「海のごはん家」へ。海鮮の定食をいただきました。
厚みのあるマグロや白身、甘エビの刺身に、さくっと揚がったアジフライ。炊きたての白いごはんと味噌汁がついてきます。

午前中に歩いた体に、潮の旨みがじんわりしみました。華やかな盛りつけで気取るより、刺身もフライもごはんとしっかり食べられる、港町らしい一膳。午後の散策へ向かう前の、うれしいひと休みでした。
大洗磯前神社、石段の上から海を見る
食後に向かったのは、近くの「大洗磯前神社」です。海岸通りに面した白い大鳥居が、空に向かってそびえていました。
扁額に刻まれているのは「大洗磯前神社」の文字。鳥居の奥には、社殿へ続く長い石段が見えます。

石段を上がって振り返ると、鳥居越しに太平洋が一面に広がりました。潮風と波の音に包まれながら、海へ向いた鳥居を眺めます。
波打ち際の岩に立つ「神磯の鳥居」で知られるお社です。ここで写真に残したのは、海岸通りの大鳥居。大きな鳥居をくぐり、石段を上がり、そこから海を見る。その道のりごと印象に残りました。
結城の夜は、熱い鉄板のハンバーグ
日が暮れ、帰り道の結城市で「フライングガーデン」に入りました。頼んだのは、名物の「爆弾ハンバーグ」です。
鉄板の上の俵型ハンバーグを半分に切ると、肉汁がじゅわっとあふれます。切り口を熱い鉄板に押し当て、自分の好みの焼き加減へ。

香ばしいガーリックチップと、添えられたコーンの甘みも食欲をそそりました。一日歩き回ったあとの空腹に、熱い鉄板の一皿。最後はしっかり食べて、茨城をめぐった一日を終えました。



