
下駄を鳴らして、郡上おどりの夜へ|長良川のヤナ場と鮎・うなぎの郡上八幡
お盆の郡上八幡へ、踊りの夜を目指して行ってきました。旅行ブログの取材として、長良川のヤナ場と鮎料理、下駄の誂え、そして郡上おどりまで、初日の行程をまとめて記録します。
金沢からJRで岐阜へ(¥6,410)。木曽川・長良川の流れに導かれるように、山あいの郡上路へと北上します。
長良川のヤナ場で鮎づくし|天然鮎料理 みやちか
お昼に立ち寄ったのは、郡上市美並の「天然鮎料理 みやちか」。店の前の長良川には、竹を組んだヤナ場が大きく広がっていました。
簀の子の上を白い水が走り抜ける様子は、見ているだけで涼しい。やな漁は、川を下る鮎をこの簀で受け止める伝統の仕掛けです。
席に着いて、御膳「長良膳」(1人前¥6,490)をお願いしました。運ばれてきた鮎のお造りは、銀色の皮目がきらきらと光って、川魚とは思えないほど上品な甘みです。
窓の外にヤナ場、膳の上に鮎。長良川の恵みを目と舌の両方で味わう昼ごはんになりました。
切子灯籠の下、水の城下町へ|吉田川そぞろ歩き
午後は郡上八幡の城下町へ。宮ヶ瀬橋から見下ろす吉田川では、岩場から子どもたちが飛び込んだり、川遊びをしたり。夏の郡上らしい光景です。
通りを歩けば、頭の上には郡上おどりの切子灯籠。色とりどりの吹き流しが風に揺れて、町全体が踊りの夜を待っているのがわかります。
入場無料の旧庁舎記念館をのぞいたり、店先の和傘の天井を見上げたり。
歩き疲れたら、城下町のカフェでいちごのかき氷とアイスコーヒー。ほてった体に氷がしみわたります。
踊りの下駄をあつらえる|郡上木履
夜の郡上おどりに備えて、下駄屋「郡上木履」へ。店先の黒板には「お好きな鼻緒を足に合わせてすげます」の文字。
ずらりと並ぶ鼻緒から古布のものを選び、メンズの下駄に足に合わせてすげてもらいました(¥5,800)。自分の足に誂えた下駄は、鳴らして歩くのが楽しみになる一足です。
うなぎ丼で英気を養う|うなぎの吉田屋 美濃錦
日暮れ前に、殿町の「うなぎの吉田屋 美濃錦」で腹ごしらえ。
藍色の器からはみ出さんばかりのうなぎ丼(1人前¥3,950)は、皮目が香ばしく、たれの染みたごはんまで一気にかき込むおいしさ。踊る前の力をしっかりたくわえました。
下駄を鳴らして、いよいよ踊りの輪へ|郡上おどり
日が落ちると、切子灯籠に明かりがともり、お囃子の音が路地に流れ始めます。おろしたての下駄を鳴らして、憧れの郡上おどりの輪に加わりました。
見よう見まねの手振りでも、輪の中にいれば不思議と体が動くもの。踊りに夢中で、夜の写真をほとんど残せなかったのは、それだけ楽しかった証拠ということで。
夜がふけて、せせらぎ街道の宿たかおへ。下駄の音の余韻とともに、郡上の夜は静かに更けていきました。
ヤナ場の鮎に、誂えの下駄、そして郡上おどり。水と踊りの町の初日を、ブログの記事として道しるべに残しておきます。
翌日は、レトロな郡上八幡駅の朝ごはんから縄文鍾乳洞の地底探検へ。2日目の記事に続きます。




