
金沢の街なかを、アートとグルメで欲ばりに楽しんだ一日。
話題の現代美術館で“水のプール”の不思議に驚き、夜は片町で日本海の海の幸をたっぷり味わいました。
金沢らしさが詰まった、旅の初日を振り返ります。
まず向かったのは、金沢のシンボル、金沢21世紀美術館。
丸いガラス張りの建物の中でいちばん人気が、レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」です。
上からのぞくと、水をたたえたプールの底に、人が立っているように見える仕掛け。
実は水は薄いガラス一枚分だけ。地下へ回ると、ゆらめく水越しの青い光の中に入り込めて、見上げる人と見下ろす人が手を振り合います。
まわりには、ガラス越しの光を浴びながら、思い思いにアートを楽しむ人たち。平日の昼でも賑わっていました。
青に満たされた空間が涼しげで、夏の暑さをひととき忘れさせてくれました。
お昼は、金沢駅前の「ホテル金沢」でアフタヌーンティー。
三段のスタンドには、レモンのムースやプチシュー、フルーツのタルト、彩りの前菜まで少しずつ。
窓辺の明るい席で、オレンジのシャーベットを最後にひと口。さっぱりと締めると、午後の街歩きへの英気が湧いてきます。
日が暮れたら、繁華街・片町の海鮮の店へ。
木の器に山盛りの海鮮丼。ブリやサーモン、ぷりっとした甘エビ、白身にとろろ、つんとくるわさび。
冷えたビールと合わせれば、日本海の恵みがいっそう引き立ちます。
続いて運ばれてきたのは、頭と尾を立てて豪快に盛りつけた地魚。
ごまをまとった甘い味噌だれが、脂ののった身にとろりと絡みます。香ばしさと甘みで、箸が止まりません。
不思議なアートに驚き、優雅なティータイムを過ごし、夜は日本海の海鮮で締める。
金沢の街なかだけで、こんなに濃い一日が過ごせるんだと改めて感じた初日でした。翌日はレンタカーで、海沿いを北へ走ります。