
水の中に人がいる?|金沢21世紀美術館から、片町の海鮮へ
上からのぞくと、プールの底に人が立っているように見えます。
金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」。水の中にいるはずの人がこちらを見上げる、不思議な作品でした。青に満たされた空間を眺めていると、夏の暑さをひととき忘れます。
2025年7月30日。金沢での初日は、この美術館から始まり、駅前のアフタヌーンティー、夜の片町へと続きました。街なかだけでも、一つずつ立ち止まりたくなるものが見つかります。
金沢21世紀美術館で、プールを見下ろす
丸いガラス張りの建物へ入り、レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」へ。
上から見たときには、人が水底にいるように見えた景色も、下側へ回ると見え方が変わります。ゆらめく水越しに青い光が届き、見上げる人と見下ろす人が手を振り合っていました。
プールという見慣れたものを使っているのに、眺める位置が変わるだけで、こんなに不思議になる。思わず見入ってしまいます。
周りには、ガラス越しの光の中で思い思いにアートを楽しむ人たち。平日の昼でもにぎわっていました。青い空間の涼しげな印象が、夏の金沢で立ち寄った美術館の記憶に残っています。
ホテル金沢で、三段のアフタヌーンティー
お昼は金沢駅前の「ホテル金沢」へ。窓辺の明るい席で、アフタヌーンティーをいただきました。
三段のスタンドには、レモンのムース、プチシュー、フルーツのタルト。彩りの前菜も、少しずつ並んでいます。

一皿の料理を食べるのとは違い、小さなお菓子と前菜を選びながら過ごすお昼です。最後はオレンジのシャーベットをひと口。さっぱりした味で締めると、また午後の街へ出かける元気が湧いてきました。
日が暮れたら、片町の海鮮の店へ
夜は繁華街の片町へ向かいます。海鮮の店で出てきたのは、木の器に山盛りの海鮮丼でした。
ブリ、サーモン、ぷりっとした甘エビに白身。とろろとわさびも添わり、冷えたビールと一緒にいただきます。わさびのつんとした感覚と、いろいろな魚を食べられるにぎやかな一杯です。
続いて、頭と尾を立てて盛りつけた地魚が運ばれてきました。ごまをまとった甘い味噌だれが、脂ののった身にとろりと絡んでいます。

香ばしさと甘みで、箸が止まりません。昼は小さなお菓子を少しずつ、夜は地魚をしっかり。金沢の街なかで、食事の時間にも違った楽しみがありました。
翌日はレンタカーで海沿いを北へ走ります。まずは片町の店で、地魚のごま味噌だれを味わう夜。街の中だけで、こんなに濃い一日を過ごせるんだなと、改めて感じた初日でした。




