
膝の上のモルモットが、思いのほか重い|大阪・ワールド牧場から梅田の花火へ
膝にのせると、モルモットは思いのほかずっしりしていました。
あたたかくて、ふわふわで、鼻先をひくひくさせています。かごの中の小さな姿を見ているだけでは分からなかった重さに、思わず笑みがこぼれました。
2025年10月18日。大阪市街から南へ向かい、河南町の「ワールド牧場」で動物たちと過ごしました。丘の上で過ごす昼から、夜は梅田で花火を見上げる時間へ。一日の中で、違う大阪に出会いました。
丘の上の牧場で、白いポニーを見る
市街から南へ、山あいの道をのぼります。開けた丘に着くと、牧場のゲートの先にはカラフルな小屋がありました。
青みがかった屋根、赤い尖塔、紫の小屋。その前の乗馬台に、白いポニーが立っています。おとぎ話のような色づかいに、入ったときから気分が上がりました。

まずは食堂で、すき焼きのお昼
ふれあいの前に、場内の食堂でお昼です。カセットコンロの上に黒い鉄鍋がのり、牛肉と白菜、春菊、生卵が並びました。

甘辛い割り下で煮えた肉を、溶き卵にくぐらせます。口に入れるととろり。木のテーブルが並ぶ素朴な食堂で、箸が進みました。すき焼きは訪問時1,800円です。
お腹が落ち着いたら、動物たちのいる場所へ向かいます。
モルモットを膝にのせる時間
かごに入った茶白のモルモットを、膝にのせました。小さいのに、しっかりした重さがあります。体の温かさと毛のやわらかさも、近くで触れて初めて分かる感覚でした。

飼育エリアには「とろ」「ハーシーズビー」「ぴーす」と手書きの名前札。誕生日も書かれています。小さな飼育エリアの中でも、一匹ずつ名前と誕生日が分かるようになっていました。

牧草をはむ小さな音と、おがくずのやわらかな匂い。小さな動物たちに囲まれ、時間を忘れて過ごします。この日の牧場での支払いは900円でした。金額はいずれも訪問当時のものです。
ミニブタと乳牛のいる場所へ
隣には、おがくずの上をのっそり歩くミニブタ。鼻をくんくんさせ、つぶらな目をしています。

乳牛は柵越しに顔を出していました。白黒の体と黄色い耳標、水飲み場に舌を伸ばす仕草。モルモットの小ささに触れたあとだと、牛の大きな顔も印象に残ります。

「ひまわりしぼり」の看板も見えました。次に来るときには、ソフトクリームも食べてみたいところです。
展望デッキで、大阪平野を見渡す
牧場の高いところへ上ると、黄色い菊の花が斜面を彩っていました。展望デッキの先には、大阪平野が広がっています。

手前の牧草地から住宅地と田畑へ、その先にはかすむ街並みとビル群。秋のやわらかな日差しの下、丘を渡る風が気持ちよく感じられました。
夜の梅田で、ビルの向こうに花火
日が暮れたら、電車で梅田まで戻ります。高層ビルの向こうの夜空に、大きな赤い花火が開きました。

黒いビルのシルエットと、その上に咲く大輪。街の夜景と花火を一緒に見られる眺めでした。
膝の上にいたモルモットの重さも、丘を渡る風も、夜空の光も。同じ大阪で過ごした一日なのに、動物のすぐそばからビル街の空まで、見るものの大きさがずいぶん変わった一日でした。




