
御苑で深呼吸したくなる午後|新宿の芝生から、中野の麻婆豆腐へ
駅から少し歩いて門をくぐると、空気がふっと変わりました。
すぐ外は新宿のビル街なのに、目の前には広い芝生と木立。2026年3月15日、東京の二日目は、新宿御苑を当てもなく歩くところから始まります。春はまだ浅く、枝先には固いつぼみがありました。
午後は庭をぶらぶら。日が傾いてからは中野で台湾料理を食べ、夜は神田へ向かいました。
新宿御苑の芝生から、池のほとりへ
「新宿御苑」と刻まれた石柱の門には、入園を待つ短い列ができていました。園内に入ると、見渡すかぎりの芝生に、裸木と常緑の木立が広がっています。
芝生に寝転ぶ人や、ベンチで本を開く人。散歩を楽しむ人もいて、ほどよくにぎわっていました。大きな庭だから、同じ場所にいても、それぞれの過ごし方があるように見えます。

案内板で見どころを確かめながら、ぶらぶら歩きました。広場だけで終わらず、池のほとりや、奥の木立へ。同じ御苑でも、歩く先によって表情が変わります。
桜の枝先はまだ固いつぼみ。それでも、春を待つ庭を歩くには十分でした。深呼吸したくなる広さのなかで、都会の喧騒がすっと遠のいていきます。
中野の味王で、しびれと食感を楽しむ
日が傾いたら、中野へ移動しました。駅の近くの「台湾料理 味王」で夕食です。利用額は4,675円でした。
食卓でまず目を引いたのは、唐辛子の赤が鮮やかな麻婆豆腐。大皿の横に取り分け用の小鉢があり、豆苗の炒めものとピータンも並んでいました。

花椒のしびれに、くずれそうなほどやわらかい豆腐。あつあつを白いごはんにのせると、箸が止まりません。
麻婆豆腐の合間に、豆苗のシャキシャキとした食感を楽しみ、ねっとりしたピータンをつまむ。一つのテーブルに、違う味と食感が集まっていました。
気取らず食べられるお店で、料理を取り分けているうちに、気づけば取り皿もすっかり空に。午後をゆっくり歩いたあと、今度はごはんをしっかり楽しむ時間です。
もう一軒、神田の高架下へ
お腹は満たされたのに、もう一軒行きたくなりました。旅の夜らしい気分で場所を変え、神田の「磯丸水産」へ向かいます。こちらの利用額は9,962円でした。
にぎやかな高架下のお店で、炭火の香りとともに海鮮をつまみます。御苑の木立のなかとは違う、街の夜のにぎわい。そのなかで、一日をゆっくり締めくくりました。
庭の静けさを味わう午後も、食卓を囲む夜も、東京で過ごした同じ一日の時間です。最後は神田まで足をのばして、この日の夜を楽しみました。
※本文の金額は、2026年3月15日の訪問時のものです。



