
東京2日目は、街なかのオアシスからゆっくりスタート。
昼は新宿御苑をのんびり散策して、夜は中野で台湾料理、さらに神田へ。みどりと食を行き来した、おだやかな一日です。
まず向かったのは、新宿の真ん中にぽっかりと広がる庭園、新宿御苑。駅からほんの数分なのに、門をくぐると空気がふっと変わります。
「新宿御苑」と刻まれた石柱の門には、平日の午後でも入園を待つ短い列ができていました。一歩足を踏み入れると、見渡すかぎりの芝生に裸木と常緑の木立が広がり、すぐ外がビル街だとは思えない静けさです。
春浅い三月、桜の枝先はまだ固いつぼみ。それでも園内は、芝生に寝転ぶ人、ベンチで本を開く人、散歩を楽しむ人でほどよくにぎわっています。
案内板で見どころをたしかめながら、当てもなくぶらぶら。池のほとりや奥の木立まで歩くと、同じ御苑でも表情がまるで変わります。深呼吸したくなる広さに、都会の喧騒がすっと遠のいていきました。
日が傾いたら、中野へ移動。駅の近くの「台湾料理 味王」で夕食にしました(¥4,675)。
まず目を引くのは、唐辛子の赤が鮮やかな麻婆豆腐。大皿と取り分けの小鉢、青々とした豆苗の炒めもの、とろりと濃厚なピータンが食卓をにぎわせます。
花椒のしびれと、くずれそうなほどやわらかい豆腐。あつあつを白いごはんにのせれば、もう箸が止まりません。
豆苗のシャキシャキに、ピータンのねっとり。味の振れ幅も楽しくて、気取らない店なのに気づけば取り皿がすっかり空になっていました。
お腹も満たされたところで、もう一軒いきたくなるのが旅の夜。場所を変えて、神田の「磯丸水産」へ向かいました(¥9,962)。
賑やかな高架下の店で、炭火の香りとともに新鮮な海鮮をつまみながら、一日をゆっくり締めくくります。みどりの御苑から下町の食まで、東京の“いろいろ”をぎゅっと詰め込んだ二日間になりました。