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餃子を食べて、町の湯で二時間|野方から西池袋へ、東京の初日

餃子を食べて、町の湯で二時間|野方から西池袋へ、東京の初日

グルメ東京都2026/3/21

東京に来て、昼下がりの町の温泉で二時間。

せっかくの旅先で何もしない時間は、思いのほかぜいたくでした。羽根つき餃子を食べたあと、ゆっくり湯につかり、夜はインドカレーへ。2026年3月14日、金沢から新幹線で向かった東京の初日は、名所を急いでめぐるより、町のごはんと湯で過ごしました。

野方餃子で、羽根をぱりっと割る

東京駅から電車を乗り継ぎ、中野区の「野方餃子」へ。木のテーブルが落ち着く、町の食堂のようなたたずまいでした。

運ばれてきた焼き餃子は六つ。こんがりきつね色に焼けた餃子のまわりに、薄い羽根が大きく広がっています。羽根でつながった一皿は、一枚の花のようでした。

ひとつ持ち上げると、隣の羽根までぱりっと割れる音がします。皮はもっちり、羽根の縁はカリッと香ばしい。同じ餃子のなかで、二つの食感を楽しめました。

餡をほおばって、ごはんをかき込む。つやのあるごはんに、なめこと三つ葉の味噌汁、紅生姜がついた定食は1,078円でした。長い移動の疲れが、ふっとほどける昼食です。

湯のマークの下で、ゆっくり休む

お腹が落ち着いたら、町の温泉へ立ち寄りました。コンクリートの壁に、ゆの字をかたどった大きなマーク。看板には「天然温泉 久松湯」と書かれていました。

町の温泉の看板
町の温泉の看板

入浴は1,000円。昼下がりの空いた湯にゆっくりつかっていたら、気づけば二時間が過ぎていました。

こぢんまりとした館内には、地元の常連さんがちらほら。観光の合間の休憩というより、その町の暮らしに、すっと混ぜてもらったような時間です。

予定を詰めず、湯につかって過ごす。旅先でこそ、何もしない時間がぜいたくに感じます。すっかり体がほぐれてから、次の街へ向かいました。

西池袋のアグニで、ナンと二つのカレー

椎名町駅を経て、日が暮れたころ、西池袋の「アグニ」へ入りました。夕食は、ナンと二種のカレーのターリーです。

大きく焼き上がったナンの隣に、緑色のほうれん草のサグと、まろやかなバターチキン系のカレー。サフランライスとサラダも添えられ、丸い盆の上がにぎやかでした。

アグニ西池袋のインドカレーのターリー
アグニ西池袋のインドカレーのターリー

ナンをちぎって、とろりとしたカレーをすくいます。スパイスの香りがふわりと立ちのぼりました。一つの盆に二つのカレーがあるので、ナンと合わせながら食べ進められます。食事は1,840円でした。

お昼の餃子から、二時間の湯、そして夜のカレーへ。東京の「ふだん着」のような一日を過ごしました。翌日は新宿御苑を歩き、また中野へ向かいます。

※本文の金額は、2026年3月14日の訪問時のものです。

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