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路地裏の暖簾をくぐって|新宿「食酒処 桃」で始める東京の夜

路地裏の暖簾をくぐって|新宿「食酒処 桃」で始める東京の夜

グルメ東京都2026/6/26

梅雨の晴れ間をぬって、3泊4日の東京へ。

拠点は埼玉・越谷のビジネスホテル。そこから電車で都心へ通う、ちょっと欲ばりな東京通いの記録です。

初日は夕方に到着して、そのまま新宿の夜へ繰り出しました。

東京に到着|まずは新宿の雑踏へ

夕方5時すぎ、東京駅のホームに降り立ちました。

「東京」と書かれた緑のサインを見上げると、旅のスイッチが入ります。隣は神田、足元には黄色い中央線——いかにも東京、という景色です。

そこから乗り継いで、向かったのは新宿。

見上げれば、古いビルの壁面いっぱいにCHANELの巨大な広告。夕暮れの空を背に、街全体がそわそわと夜の支度を始めていました。

デパ地下で目移りする|新宿の地下グルメ

腹ごしらえの前に、まずはデパ地下を冷やかします。

ガラスケースに整列するのは、色とりどりの握り寿司。まぐろの赤、うにの黄、いくらの艶——どれも宝石みたいに並んでいて、見ているだけでお腹が鳴ります。

S-12、S-13と番号がふられた惣菜売り場は、仕事帰りの人でぎゅうぎゅう。出来たての湯気と、行き交う人の熱気が混ざり合って、これぞ都会の夕方です。

路地裏の暖簾をくぐる|食酒処 桃

今夜の本命は、新宿の路地裏にある「食酒処 桃」。

茶色いビルの壁に、白く浮かぶ「桃」の一文字。隣の「HOTEL AIM」のサインと並んで、昭和の匂いが残る一角です。営業は18時から。暖簾をくぐると、こぢんまりとした温かい店内が迎えてくれました。

まず出てきたのは、四つの小鉢。

春雨と高菜の和えもの、ズッキーニの浅漬け、ポテトサラダ、そしてパルメザンをふったきんぴら風。どれもひと工夫きいていて、最初の一杯がぐいぐい進みます。

名物だというふわとろのオムレツも。

こんがり焼けた卵にパルメザンと黒胡椒をたっぷり。スプーンを入れると、中からとろりと半熟が顔を出します。お酒にも、ごはんにも合う一皿でした。

もう一軒だけ|樽テーブルのバーで乾杯

気持ちよく酔ったところで、もう一軒。

紫色の照明に照らされた店内、ウイスキー樽をそのままテーブルにしたカウンターで、赤とオレンジのカクテルを一杯ずつ。樽のフタには「WHISKY DISTILLERY」の焼き印。旅先の夜が、ゆっくりとほどけていきます。

二日目は越谷の朝から|宿の朝食と新宿のからあげ

翌朝は、越谷のホテルでの朝ごはんから。

ほかほかの白米に、ホイルで包んだ焼き魚、ウインナー、ひじき、お味噌汁。気取らないけれど、こういう宿の朝食がいちばん体に沁みます。冷たい緑茶でしゃきっと目を覚ましました。

この日も夜は新宿へ。

カリッと揚がった大ぶりのからあげに、たっぷりのフライドポテト。青のりをふったポテトをつまみながら、二夜目の新宿を楽しみました。

到着から二日、越谷の宿を拠点に新宿の夜を歩いた東京の前半戦。

路地裏の居酒屋からデパ地下、樽のバーまで、東京の「食」の奥行きをめぐった記録です。次回は上野へ足をのばします。

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