
東京滞在も終盤。この日もブログの取材をかねて、中野と下北沢を歩きました。
昼は中野でがっつり牛タン、夜は下北沢で巨大な月を見上げる。食と街歩きを欲ばりにつないだ一日です。
お昼に選んだのは、中野駅からほど近い牛タンのお店。サブカルの聖地・中野ブロードウェイをひやかしたあと、小腹を満たしに立ち寄りました。
木のトレイにのって出てきたのは、薄切りの牛タンにねぎと白ごまをたっぷりちらした一皿。ほんのり桜色の肉が、照明につやつやと光ります。
白いごはんに、あつあつの味噌汁、小鉢ときゅうりの漬物、そえられたバターとわさびまで。うれしい定食仕立てです。
ねぎ塩のさっぱりした牛タンを、ときにわさびをのせて、ごはんと一緒にかき込めば、午前の街歩きの疲れがふっとほどけました。やわらかな歯ごたえと、ねぎの香りが後を引きます。
日が暮れてから向かったのは、古着とライブの街・下北沢。小さな劇場や音楽カフェがひしめく、若い熱気のただよう街です。
駅のそばの広場に出ると、夜空にぽっかりと巨大な月が浮かんでいました。クレーターまでくっきり再現された、見上げるほど大きな球体のアートです。
月の下には黄色いテントの夜市が並び、ガーランドの電球がやさしく揺れています。たくさんの人がスマホを掲げて、思い思いに月を見上げていました。
ハンドメイドの雑貨やアートを売るブースをのぞきながら、お祭りのような人波をぶらぶら。古着屋帰りの若者や家族連れが入りまじり、自由でクリエイティブな、下北沢らしい夜の空気にすっかり当てられました。
中野のローカルな定食から、下北沢のアートな夜まで。同じ東京でも、街を変えるとまるで違う国に来たようです。
こうして歩いて感じた街ごとの表情も、ブログに書きとめておきたい東京の記録。次はどの街を歩こうか、もう次の取材が楽しみです。