
小松便の運休から、札幌の雪まつりへ|大まわりの初日とラムハウス ケケレ
まさか、出発当日に北海道への道を組み直すことになるとは。
2026年2月9日。雪まつりを目当てに二泊三日で北海道へ向かう予定が、小松空港から新千歳へ飛ぶ便の運休で、早くも変わりました。選び直したのは、金沢から大阪へ出て、伊丹空港から飛ぶ経路です。
予定外の大まわりを経て、札幌に着いたのは夜。羊肉で体を温め、それから雪まつりの灯りのなかへ入っていきました。
金沢から大阪へ、伊丹でたこ焼き
金沢駅を出発したのは9時すぎ。特急を使って、まずは南の大阪を目指しました。
座席のポケットには「西Navi」。膝の上のバックパックを抱え直すと、ようやく旅のスイッチが入ったようでした。出発前の変更は大きかったけれど、北海道へ向けて動き始めます。
伊丹空港の乗り継ぎ時間には、たこ焼き「くくる」をひと箱。かつお節がふわりと躍る熱々をほおばりました。

思わぬ大まわりのおかげで、道中のたこ焼きにもありつけました。予定通りに進まない旅の、こんな寄り道もあります。
そこからANAで北海道へ。窓の外が白い大地に変わるころには、空気の冷たさまで変わった気がしました。
新千歳から札幌の中心部へ着くと、もう日が落ちていました。街の灯りが雪に反射して、夜なのにやけに明るい。到着した街の景色から、北国へ来たことを感じます。
ケケレの鍋で、羊肉と野菜を焼く
まずは「ラムハウス ケケレ(QUE QUERE)」へ。炭火の上に丸いジンギスカン鍋を置き、生ラムの一皿と、一番搾りのジョッキで乾杯しました。

鍋のてっぺんで羊肉を転がし、ふちにはもやし、キャベツ、かぼちゃ、いんげんをたっぷり。肉の脂が野菜へしみていきます。
もやしがしんなりしてくるころが食べごろ。肉のクセはほとんどなく、甘い脂の香りが残りました。

長い移動のあと、冷えた体に羊肉とビール。北海道の夜は、この一鍋で一気に温まりました。
大通の雪像を、寒さと一緒に楽しむ
おなかが満たされたら、大通公園のさっぽろ雪まつりへ。紫やピンクの光をまとった並木の向こうに、建物がぽつんと浮かんで見えます。

歩いていくと、ライトに照らされた白い雪像がいくつも並んでいました。その奥には、オレンジに光るさっぽろテレビ塔。
かたまった雪を踏みしめる足音と、行き交う人の白い息。冷たい場所に来たからこそ見られる祭りなのだと、寒さも込みで楽しみました。

すすきのの氷に、ネオンが映る
大通から少し南へ歩き、すすきの会場の「ICE WORLD」も見て回ります。こちらに並ぶのは氷像です。
「白い恋人」の文字や、サッポロビールの星。氷の造形のなかに見える文字や印が、内側からの光でひんやり輝いていました。

透き通った表面には、街のネオンも映っています。見ているこちらまで凍りそうな美しさでした。
明日は札幌の街を離れ、支笏湖へ。ようやくたどり着いた北海道の初日は、すすきのの氷の灯りまで歩きました。




