
海を眺めて、黒糖ぜんざいをひと口|那覇のやちむんからニライカナイ橋へ
山盛りの氷の向こうに、水平線が見えています。
知念岬のほうまで走り、海を望むテラスで食べた黒糖ぜんざい。火照った体に、冷たさとやさしい甘さがしみました。那覇の街なかを歩いてから南部へ向かった沖縄二日目は、こんなひと休みがよく似合う一日でした。
2025年7月5日。食事をして、焼物を見て、午後はレンタカーで海沿いへ向かいます。
国際通りで、卵をのせた沖縄カレー
朝は国際通りを歩き、お昼は「がちまやー」に入りました。
白い皿には「沖縄カレー がちまやー」の筆文字。タコミートにチーズ、とろりとした温泉卵がのる、タコライス仕立ての一皿です。脇には大根のシャキシャキしたサラダも添えられていました。

スパイスの効いたミートに、卵のまろやかさ。しっかり食べてから、次は壺屋やちむん通りへ向かいます。沖縄カレーは訪問時1,200円でした。
壺屋焼物博物館で、シーサーと向き合う
国際通りから歩き、那覇市立壺屋焼物博物館へ。
館内には赤瓦をのせた古民家の展示があり、薄暗がりに厨子甕が並んでいました。にぎやかな通りから館内へ入ると、焼物を一つずつ見る時間になります。

ひときわ目を引いたのは、大きな古いシーサー。全身にうずまき模様が彫られ、目をむき、牙をのぞかせています。小さなみやげ物のシーサーとは違う迫力に、じっくり姿を眺めました。

屋上へ出ると、足元に赤瓦の屋根、その向こうに那覇の街並みが広がっています。展示室で見た焼物の世界が、外の景色にも続いているような眺めでした。
ニライカナイ橋を、高台から見下ろす
午後はレンタカーで南城市へ向かいます。坂道を上り、高台から見下ろすと、ニライカナイ橋が大きなカーブを描いていました。
緑の谷をまたぐ橋を目でたどると、その先は青い太平洋。海へ向かって、橋も景色も開けていきます。

南城市の観光案内でも、海の彼方の理想郷を指すと紹介される「ニライカナイ」。その名前が似合う、吸い込まれそうな眺めでした。橋だけを見るのではなく、橋の先の海まで見渡せるのが、この高台からの景色です。
知念岬のほうで、冷たいぜんざいを
橋を渡り、知念岬のほうへ。海を見渡すテラス席のお店で、ひと休みしました。
沖縄の「ぜんざい」は、黒糖で炊いた金時豆に、ふわふわの氷が山盛りになったもの。目の前には水平線が広がっています。

氷を食べると、火照っていた体が涼んでいきます。黒糖のやさしい甘さがしみる、海辺の休憩でした。ぜんざいは訪問時500円。この記事の金額は、2025年7月5日の記録です。
夜は那覇に戻り、沖縄ステーキを食べ、バーでも軽く一杯。翌日はさらに北へ、美ら海を目指します。
南部の一日を思い返すと、海の眺めと一緒に、テラスで食べたあの冷たい氷が浮かびます。景色を見ながら涼む時間まで含めて、沖縄の夏でした。




