
午前5時、人の少ない横浜駅から|6泊7日の旅の帰り道
昼間はあれほど人であふれていた横浜駅西口が、がらんと広く感じられました。
まだ街灯のともる午前5時。濡れた路面に、青いタクシーが一台、信号を待っています。6泊7日の旅を終える朝は、いつもの駅の違う表情から始まりました。
2025年8月25日。横浜から羽田へ戻り、空路で小松へ。そのあとバスを乗り継ぎ、金沢へ帰ります。
夜明け前の横浜駅西口
駅ビルにはCIAL、NEWoMan、T・JOYの看板。始発前の駅はしんと静まり、昼間のにぎわいが遠く感じられました。
バス乗り場の屋根の下には、始発を待つ人がぽつぽつと立っています。広い西口にも人影は少なく、街灯がまだともる時間の景色でした。
連日の街歩きで、足はくたびれています。その足に、明け方のひんやりした空気が心地よく沁みました。
観光中にはあまり見なかった、駅前の静けさ。旅の終わりらしいしんみりした気持ちになり、一週間お世話になった港町に、胸の内でそっとお礼を言いました。
羽田から小松へ、来た道を逆向きに
横浜を離れ、羽田へ。飛行機で日本海側へ戻り、小松空港からは北陸鉄道の連絡バスを利用しました。バスは訪問時1,300円です。
初日に小松から飛んできた空の道を、今度は逆向きにたどります。バスに乗り継ぎ、金沢へ帰りつきました。
横浜で泊まりながら街を歩いた一週間。帰る朝まで、その街の景色を一つ見られたことが、今回の旅らしく感じられます。
同じ街に泊まって、違う時間の景色を見る
初日の「えんとつ町のプペル」の観劇と中華街から、朝のみなとみらい、汁なし担々麺、川崎のイタリアンとサウナまで。横浜とその周辺で、食事と街歩きを重ねた旅でした。
一つの街に腰を据えると、朝の港、深夜の中華街、平日の昼下がりと、いろいろな時間を歩けます。名所を一度訪れるだけでは見られない表情に出会えたことが、今回の収穫です。
荷物には、観劇のチケットや各地のレシートが残っていました。一枚ずつ見返すと、その日の味や景色がふっとよみがえります。どの日にどこへ行き、何を食べたのかも、日ごとに書いておくとつながっていきます。
一週間の最後に見たのは、明け方の横浜駅西口でした。歩き疲れた足に当たる冷たい空気と、人の少ない駅前。にぎやかな港町を、静かな時間にあとにした帰り道です。



