
横浜の旅もなかばを過ぎ、この日はみなとみらいで一日を過ごしました。
お昼は痺れる汁なし担々麺、午後は高層階からの大パノラマ、そして日暮れの観覧車。食と景色を欲ばりにつないだ8月22日です。
お昼に選んだのは、みなとみらいの「担々麺 香家(こうや)」。看板メニューの汁なし担々麺をいただきました(1,430円)。
運ばれてきた器には、青々とした刻みねぎ、香ばしく揚がったピーナッツ、唐辛子がのって、まん中にひき肉の山。底に沈んだラー油と芝麻醤を、肉味噌ごとよく混ぜ合わせるのが香家流の食べ方です。
ひと口すすると、まず花椒のしびれが舌に走り、追いかけてくる辛さで額に汗がにじみます。麺はもちもちの太麺で、タレをしっかり持ち上げてくれる。途中で別添えの麦ごはんを投入すると、辛さがまろやかにほどけて二度おいしい一杯です。
真夏に冷房の効いた店内で、汗をかきながらすするしびれ系の麺。クセになる中毒性で、気づけば器の底まできれいに平らげていました。
腹ごしらえのあとは、高層階の窓辺へ。眼下にはコスモワールドの観覧車、運河に浮かぶ遊覧船、その先には横浜ベイブリッジまで見渡せました。
箱庭のように広がる港の街並みを、ガラス越しにのんびり眺める贅沢な時間。さっき歩いた遊歩道や、これから向かう観覧車までが一望のもとに収まります。街を上から俯瞰すると、入り組んだ運河と埋立地でできた横浜の地形が、すっと頭に入ってきました。
夕方、地上におりると、空はやわらかな藍色に変わりはじめていました。昼間の暑さがやわらぎ、海から吹く風がほてった頬に気持ちいい。
道路ぎわから見上げたコスモクロック21は、文字盤に「18:00」の表示。世界最大級の時計付き観覧車として知られるだけあって、近くで見ると迫力満点です。あたりが暗くなるにつれ、ゴンドラのふちの光がくっきりと浮かび上がっていきます。
痺れる昼、見晴らす午後、灯りはじめる夜。みなとみらいの一日を、味と景色でまるごと味わいました。明日からの後半戦に向けて、いい充電になった一日です。