
夏の横浜旅、初日は朝いちばんの空からはじまりました。
小松から羽田へ飛び、夕方には関内の劇場でミュージカルを一本。夜は中華街でお腹を満たす、欲ばりな一日です。
空・舞台・中華と、横浜の入り口をひと筆書きでつないだ8月19日を振り返ります。
スタートは小松空港から。JAL便で一気に羽田へ降り立ちました。
展望デッキに出ると、夏の青空の下に赤い尾翼の機体がずらり。誘導路をゆっくり進む飛行機を見ていると、旅がはじまった実感が湧いてきます。
羽田からは京急とみなとみらい線を乗り継いで、横浜の中心へ。空港の涼しさから、潮の匂いがする港町へと景色が移ろっていきました。
この日のいちばんの目当ては、山下町の劇場で上演されていたミュージカル「えんとつ町のプペル」。
ガラス張りの建物の足元に、星をかかげた少年の看板が立っていました。日が傾きはじめ、館内のあかりがぽつぽつと灯りはじめる時間です。
ロビーには、煙でくすんだ街の住人たちや、ゴミから生まれたプペルの人形がガラスケースに並びます。物語の世界に、開演前からそっと引き込まれていきました。
客席に着くと、舞台はもう紫の霧に包まれていました。煙突がそびえる街のセットに光の柱が降りそそぎ、開演を待つだけで胸が高鳴ります。
暗転、そして歌声。けむりの街に星空を取り戻す物語が、生の歌とダンスでぐっと迫ってきました。チケットは8,000円。涙腺をしっかり持っていかれた、忘れがたい一本です。
観劇の余韻そのままに、歩いて横浜中華街へ。
電飾で縁取られた「澤園(ジャクエン)」の看板が、夜の路地に明るく浮かんでいました。店先のショーケースには色とりどりの料理写真、足元にはちょこんとパンダの置物。
頼んだのは、鶏とカシューナッツの炒めもの定食。赤と緑のパプリカ、玉ねぎ、香ばしいカシューナッツが甘辛いタレをまとって、白いごはんがどんどん進みます。せいろの小籠包とシュウマイ、ザーサイまで付いて、歩き回った体に染みわたりました。
この夜は関内のカプセルホテルに投宿。空、舞台、中華と詰め込んだ初日を、港町の灯りの下でゆっくり振り返りました。
翌日は、みなとみらいの海辺を朝から歩きます。